１月４日（火曜）晴れ

最寄りのスーパーがビル建て替えのため一時閉店するらしく、
全品１割引きセールをやっていて、棚に品物がない！
肉も野菜も卵も売り切れすっからかんで、
青ネギとキノコと長イモしか残っていなかった。
開店時間に並ばなきゃダメなやつみたい。

しかし、人はなぜこんなにもセールに参戦するんだろう。
１割引きとは言え、洋服や消耗品ならわかるけど、
生鮮食品は、そう大量買いできるものでもないはずなんだけど。

日頃からの「１円でも安く」の習性。
自分の縄張りで「早い者勝ちレース」が開催されるというお祭り感。
そして、人は他人が欲望するものを欲望するという、
ルネ・ジラールの「欲望の三角形」仮説に似た、
《別にセールで買わなくても損するわけじゃないんだけどさ、
みんなが１割引きで買い物しまくってるって想像したら、
自分だけ買わないなんて、なんだか損した気分になっちゃうし～》
みたいな心理状態？

「かくかくしかじかの理由で、このお品は１割引きになっています」
と言われると、買おうと思っていたものや、予算よりも、
「定価より１割安いものが目の前にある！」
ということだけに注意を引き付けられて、
目的のものでもなかったのに、なぜか買ってしまうという、
マジックにもかかってしまうよね。

……とか、考えながら、野菜のカスしか残ってない商品棚に
驚愕しつつウロウロし、まったく買う気もなかった長いもを
４本も買って帰ってきてしまった。
いや、それしか食糧なかったの。
なんと７日まで連日セールらしい。
これは新年早々、食糧補給が困難になりそうだ。

今年は年間通してドラマを見てみようかなと思っているけど、
早くも挫折しそう。
実は昨年も、新年に「ドラマを見てみよう」と決めたのに、
最初の１話を見てみただけで、すべて続かなかった。
面白いと思って楽しんだものもあったんだけど、
やっぱり20年近く夜の街で働いていた私に、
「テレビの連続ドラマを見る」という習慣をつけるのは、
難しいみたい。

結局、続けて見ているのは、Youtubeばっかり。
握手で首の骨を折る暗殺術の人のチャンネルとか、
合気道とヤンキーの対決とか、
合気道と武器を持った暗殺者の対決とか、
ロシアの軍事戦闘術システマと総合格闘技の対決とか、
ジークンドーとシステマの対決とか、
ジークンドーと具志堅用高とか、
私はなんでこんな物騒な世界が好きなんだろう。
だれか腕力で倒したい相手がいるのかね？
わからないけど、とにかく好きだ。
一時停止して巻き戻しながら見てるからね。
男だったら、握手で首の骨を折る暗殺術の人のところに
訪ねて行ってると思う。